グルテンによる脳への影響が認知症を引き起こす原因

グルテンというたんぱく質が含まれます。

グルテンを摂取することでさまざまな病気の原因になることが分かっています。

グルテンにより脳へ炎症を起こし、認知症になる原因と言われています。

認知症を改善させるために、パンなどの小麦製品をを食べるのを控えるよう指導します。

この記事は、認知症を引き起こす原因となる脳へ影響するグルテンとは何かについて書いています。

グルテンによる脳への影響 腸の炎症が認知症を引き起こす

腸もれは脳もれを引き起こす

グルテンによる影響 腸粘膜を傷つけ炎症を起こす

リーキーガット症候群にはさまざまな原因があり、グルテンもリーキーガットを起こす原因のひとつです。

リーキーガット症候群とは、腸の粘膜の細胞を傷つけ炎症を起こし、腸壁に穴を空ける状態のことです。

腸は食事中の栄養素や水分の吸収を調節し、抗原や微生物の体内への侵入を防ぐ二つの機能を持っています。

小麦を食べると腸は、グルテンが引き起こす害を知らず、栄養分と勘違いし吸収します。

腸は知らずグルテンを吸収し、毒をため込んでいきます。

そのため、リーキーガット症候群を起こし免疫システムが暴走します。

グルテンによる脳への影響 腸の炎症が脳血液関門を開きやすくする

グルテンによるからだの炎症で免疫システムが反応し、抗体がつくられ異物とみなします。

異物と判断した抗体が、暴れ出すと腸壁の細胞まで傷つけてしまい、アレルギー反応を起こすこします。

また、腸にカンジタ菌を増殖させます。

カンジタ菌は常在菌で体内に存在します。

カンジタ菌のはたらきは、人の細胞性免疫を強めたり、善玉菌の栄養源となっています。

しかし、カンジタ菌が腸にカンジダ菌が増殖すると、抗体はカンジタ菌を攻撃し腸内の粘膜を傷つけます。

腸の炎症は全身に広がります。

また、脳に毒や菌を入れないように防ぐバリアである、血液脳関門を開きやすい状態にしてしまいます。

そのため、腸内の炎症は脳の炎症を引き起こし認知症のリスクを高めます。

グルテンによる影響 からだの不調と精神面への影響

体調不良の男性の合成写真
体調不良の男性の合成写真

体調に変化があったら、まずグルテンを疑うことです。

糖尿病、高血圧、慢性疲労、睡眠障害、更年期障害、アレルギー、うつ病、ADHD、イライラする、疲れがとれない、肩こり、体がだるい、関節が痛い、集中できない、アトピー、ぜんそく、アレルギーなどの症状があれば、グルテンを控えることです。

あらゆる体の不調はグルテンによる体の炎症が原因です。

たとえば腸の炎症が下痢・便秘になったり、脳の炎症が認知症の原因になります。

また、頭痛、湿疹、不眠、疲労感の症状を引き起こし、これが進むとイライラしたり、うつ症状など精神面にまで影響を及ぼします。

ADHD(注意欠陥、多動性障害)や子どもの学習障害のような症状を引き起こすこともあります。

認知症の人に他の疾患はないか~認知症とADHDは違う~

グルテンによる炎症を鎮めるために、副腎からコルチゾールというホルモンが大量に分泌されます。

コルチゾールの過剰分泌は海馬の委縮や免疫系、中枢神経系、代謝系などさまざまな機能に影響が及びます。

海馬は記憶をつかさどる脳器官で、認知症に関わる大事な脳器官です。

グルテンの脳への影響が懸念され注意が必要です。

グルテンによる全身への影響 セリアック病のさまざまな症状

小麦に赤の危険マークのイラスト

グルテンによるセリアック病のさまざまな症状

グルテンによる抗体反応は、神経細胞、肝臓、脳、副腎皮質でできる酵素、甲状腺、卵巣、精巣、膵臓、胃、心臓なども抗体により攻撃されます。

いわゆる自己免疫疾患です。

グルテンによる抗体反応でさまざまな病気を引き起こします。

グルテン過敏症の中で、最も重い病気はセリアック病といわれるものです。

【セリアック病で起こる症状】

  • 下痢
  • 脂肪便
  • 腹部膨満
  • 食欲不振
  • 疲労感
  • 筋力のけいれん
  • 思考力低下
  • 貧血
  • 湿疹
  • 無月経
  • 関節炎
  • 発達障害
  • 精神症状
  • てんかん

パンがおいしいと感じる2つのグルテンの性質

グルテンとはグリアジン+グルテニンが繋がったタンパク質です。

小麦にはグリアジンとグルテニンは同じ位の量が含まれ、合わせると小麦全体のタンパク質の80%強もグルテンが占めてます。

水を加えることで粘り気が出るのはグルテンというタンパク質の性質です。

グルテンを作るタンパク質のひとつであるグルテニンは弾力性がある性質を持ちます。

一方のグリアジンは粘着力があり伸びるのが特性です。

この異なる2つのタンパク質が繋がることで、お互いの特性を発揮しグルテンを作り出します。

パン特有のふわふわ感やもちもち感はグルテンの性質の特徴ですよね。

近年はパンを食べる摂取率はお米を上回り朝食はパンという人も増えているのが現状ですね。

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小麦製品はさまざまな食品に使われ、何度も食べたくなる中毒性がある食品です。

グルテンにより腸の粘膜が炎症を起こし、細胞に隙間ができ、全身を炎症させます。

さらに、脳まで炎症させ認知症になるリスクがあります。

現代小麦のパンやその他小麦製品は、あくまでも嗜好品感覚としましょう。

代わりに米粉製品や小麦粉を使う料理には米粉を使用したり、グルテンフリーの食生活を心がけてほしいと思います。

END

最後までこの記事をご覧いただき、ありがとうございます。

またお会いしましょう。

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